英語で仕事の依頼をするとき、どのように伝えるか迷った経験はありませんか。ただでさえ人に何かを頼むのは気が引けるのに、さらに英語で依頼するとなると気を遣いますよね。
本記事では、ビジネスでよく使われる英語の依頼の表現を、シチュエーション別に紹介していきます。
各表現には例文もつけています。そのまま使っていただいても構いません。最後に、分かりやすい依頼メールの構成も載せています。
私は現在、外資系企業の日本オフィスで働いています。全社員の約90%は外国人なので、社内では頻繁に英語を使います。
今回はビジネスの現場でよく使われている表現をまとめたので、実用的なものになっていると思います。
【4つのシチュエーション別】英語の依頼表現
1. メールで依頼する
2. 対面やチャットで依頼する
3. 複数人にお願いする/お知らせする
4. 誰に依頼していいか分からない時
1つずつ解説していきます。
1. メールで依頼する
Could you please …?
〇〇していただけないでしょうか。
社外にも社内にも使えます。
ビジネスのメールで頻繁に使われている表現なので、これを使っておけば間違いないです。シンプルで覚えやすいので、私はメールでの依頼はほぼCould you pleaseを使っています。
(例)
Could you please share 1 or 2 clients who are interested in the new pricing?
新しい価格に興味を持っているクライアントを1社か2社教えてくれませんか?
If you could … that would be great.
〇〇していただけると助かります。
こちらも丁寧な表現なので、社外にも社内にも使えます。
注意点としては、Could you pleaseよりも遠回しな表現になります。使っている人はたまに見ます。頻度は、Could you pleaseと比べると低いです。
個人的な使い方としては、Could you pleaseで自分が本当にお願いしたいことを伝えます。そしてIf you couldでは、+αでお願いしたいことがあるときに使います。「必ずやってほしいことではないけれど、もしできたらお願い」のようなニュアンスです。
(例)
Could you please create the report by Friday 10 July? If you could include your insight that would be great.
7/10金曜日までにレポートを作成してもらえませんか?インサイトも含めていただけると助かります。
Are you able to …?
〇〇していただくことは可能ですか?
クライアントにも使える、社内の人にも使えます。
依頼すると同時に、それが可能かどうかも確認するときの表現です。
(例)
シチュエーション:エンジニアチームへレポート作成を依頼したいが、技術的にできるのかどうか分からない時
Client asked us to submit weekly report. Are you able to create?
クライアントから四半期のレポートの提出を依頼されました。作成することは可能ですか?
2. 対面や社内チャットで依頼する
Can you …?
〇〇してくれませんか?
ミーティングなど対面の場で依頼する時に使う表現です。
私の業界では、上司やクライアントにも口頭ではCan youを使うことが多いです。Slackなどの社内のチャットツールで依頼するときも使えます。
(例)
Can you check the email from Jack?
ジャックからのメールを確認してもらえませんか?
3. 複数人にお願いする/お知らせする
Please ….
〇〇してください。
(例1)
シチュエーション:社内の一斉送信メール
Please continue to use internally.
引き続き社内用で使用してください。
(例2)
シチュエーション:チームへのリマインドメール
Please input sales forecast by the end of this week.
売上予測を今週末まで入力してください。
4. 誰に依頼していいか分からない時
直接依頼する表現ではないですが、誰に依頼していいか分からない時に使える表現も合わせて紹介します。
社内のメールやチャットツールで、依頼する相手を探すときに使います。
Has anyone had …?
〇〇をしたことがある方はいますか?
Dose anyone know …?
〇〇を知っている方はいますか?
Is anyone …ing …?
〇〇をしている方はいますか?
(例)
Dose anyone working with clients in game industry?
ゲーム業界のクライアントを担当している方はいますか?
実際にCould you please …?を使ったビジネスの依頼メールの例文をご紹介いたします。
依頼メールの基本構成
依頼は簡潔に、分かりやすく伝えることが重要です。構成を工夫すると伝わりやすい依頼メールが書けます。
私が使っている依頼メールの構成を紹介いたします。
1. 挨拶
2. 簡単な状況説明
3. 依頼
4. 詳細な状況説明
5. 締めの言葉
(例)
1. 挨拶
Hi Jack,
Hope you are doing well.
2. 簡単な状況説明
My client is interested in your service.
3. 依頼
Could you please send me sales deck that I can share to my client?
4. 詳細な状況説明
My client is Japanese manufacturing company. They are planning to start new promotion campaign from next month. The budget is around 50K USD.
5. 締めの言葉
Please let me know if you have any question.
まとめ
【4つのシチュエーション別】英語の依頼表現をご紹介いたしました。
1. メールで依頼する
2. 対面やチャットで依頼する
3. 複数人にお願いする/お知らせする
4. 誰に依頼していいか分からない時
2. 対面やチャットで依頼する
3. 複数人にお願いする/お知らせする
4. 誰に依頼していいか分からない時
日本語と同じで業界や会社によって、適切な表現は異なります。
社内で英語が上手な人を真似するのが良いと思います。社内に英語を使える人がいなければ、やり取りしている相手と同じ表現を使うのがおすすめです。
私の働いているアドテクノロジー業界は比較的カジュアルです。上司やクライアントに対して、さすがにスラングを使うことはないですが、かしこまった表現を使うこともあまりないです。ここでの表現は私の経験を元に書いているので、使用する際はご注意ください。
どんな表現を使えばいいか分からない場合は、まずここで紹介した表現を使ってみてください。
効率的に英語を勉強する方法を知りたい方は是非こちらの記事もご覧ください。
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