キャリア

新しい仕事を任された時にプチパニックになる理由と対処法

今まで経験したことのない仕事を任されたときに、不安になったり、プチパニックになった経験はありませんか?

不安が抑えきれなくなると、仕事が手につかなくなったり、人に相談する余裕が持てないこともあると思います。
パニックになってしまうと、冷静に考えたら解決できることも「もう無理ー」と思考停止してしまいますよね。

本記事では、新しい仕事を任された時にプチパニックになる理由と対策をまとめてみました。

新しい仕事を任されるとプチパニックになる理由3つ

1. 自分のペースを乱されたくない

みなさん1日の仕事のスケジュールは、大体決めていると思います。できればスケジュール通りに仕事をしたいですよね。

新しい仕事を任されたときは、仕事の手順がはっきりしていないこと多く、想定外の作業が発生します。
例えば、新しいパートナーとビジネスを始めるときに、実は別の契約書にもサインしてもらわないといけなかったとか、事前に技術面のテストをやる必要があったとか、後からタスクが分かって、急いで対応しないといけないことがよくあります。

このように新しい仕事は、自分が思っていた通りに進まないことがあります。想定外のタスクに振り回されるとストレスを感じます。

さらに、自分のペースが乱されそうと感じるだけでもストレスになることがあります。
仕事の任され方が明確ではないときは、「あ、これは後から仕事が増えるパターンだ・・」と察して、辛くなります。

2. ミスを恐れている

新しい仕事で不安になってしまうのは、責任感が強いからだと思います。
特に周りからの期待が大きいと、その分不安が大きくなります。この記事を読んでいる方は、私も含め、プレッシャーに弱いタイプですよねw

さらに、そのタイプの人は「普段から自分はミスが少なく、信頼できる人だ」ということを自分の強みだと思っています。
そのため、ミスをして周りからの信用を失うことを恐れています。

新しい仕事では、自分が今まで経験したことのないことなので、全てがスムーズにいくとは限りません。
やり慣れている仕事と比べて、ミスしてしまう可能性は高くなるので、新しい仕事になると不安になります。

3. 納得できない

仕事の進め方に納得できない場合も、ストレスを感じます。
心の中で、「雑な指示で仕事を任せてくる人がムカつくからやりたくない、でも仕事だからやらないといけない」という葛藤があります。

仕事の進め方だけではなく、内容にも納得いかないと気持ち良く仕事ができません。
例えば、任された仕事がクライアントの課題を解決するためではなく、会社の利益のための仕事だと認識したとき、自分の貴重な時間を使いたくないと感じてしまいます。

新しい仕事を任されたときの対処法3つ

1. 自分への期待値を変える

新しい仕事を任された時、「ミスしないで期限通りに完璧にこなすこと」を自分に期待していませんか。
これを期待値としてしまうと、自分でコントロールできないことが多く、達成できるか分からないので辛いです。

そのため、自分でコントロールできる範囲のことを期待するようにします。具体的には、新しい仕事を通じて、「何が学べるのか」を考えます。

例えば
・仕事の手順を一通り経験できるから、次同じ仕事が来たときにはスムーズにできそうだな
・自分で問題を抱えがちだけど、今回の仕事では分からないがあったときは人に相談できるようになりたいな
・スケジュールがあいまいだとテンパるから、分かりやすく表にまとめるスキルを磨こう

このように自分の行動に注目して期待値を設定することで、「今までできなかったことができるようになった!」と達成感を得られます。

ミスをしてしまったとき

「何を学べるか」に重点を置いておくと、「今回のミスから学ぶこともあったし、次からはできるようになるから、まあいいか」と思えるようになります。

ミスをして怒られたり、注意されたとしても、「この人は、失敗によって私が成長していることに気付いていないのか・・見る目のない人だな・・(哀)」と考えましょう。

人間はミスしてもいいと思うと、実際のミスを犯す確率は低くなります。

できれば上司に「ミスをしても大丈夫、失敗を経験して仕事はできるようになっていくものだよ」と言ってもらいたいところですが、世の中にはそういう上司は少ないと思います。
自分の中にセルフ上司を作って「ミスしても大丈夫」と自分を励ましていきましょう。

2. 納得できない仕事は、何かの練習だと考える

会社都合のために、タイトなスケジュールで仕事をしないといけないときなど、どう考えても納得できない仕事はありますよね・・

そういう時は、仕事以外のことでもいいので、これは練習だと考えるようにします。

例えば
・独立したいと考えている方
「今後フリーランスとして働くとき、クライアントの都合でタイトなスケジュールをこなさないといけない場面があるかもしれないから、その練習だと思っておこう。」
・自分の家族をつくりたいと思っている方
「今後家族と暮らすようになって、人のスケジュールに合わせて生活する必要があるかもしれない。その時でもイライラしないように、練習しておこう。」

このように納得できない仕事も、自分ための練習なんだと考えることによって、少しやる気が出ます。

3. 信頼できる人に、不安なことを相談してみる

職場の信頼できる人に、不安やプレッシャーを感じていることを話してみてください。自分の中だけで不安を抱えている時よりも、かなり楽になります。

仕事のプレッシャーを感じやすい人は、観察能力が高い人が多いと思います。なので、周りの人もこれぐらい察してくれるだろうと思いがちですが、世の中には観察能力の高い人は少ないです。あなたが仕事で不安やプレッシャーを感じていることは、伝えないと周りの人は分かってくれません・・

さらに、観察能力が高い人は、頭で考えるより直観的に状況を理解するために、言葉で説明するのは難しいと感じるかもしれません。

しかし、上手く説明できなくても、苦手なことを人に伝えていくのは、自分のためになります。話したところで状況はすぐに変わらないかもしれませんが、人に言うことで苦しい気持ちが10分の1くらいになります。

終わりに

不安やパニックになるのは、自分の性格というか生理現象なので、「自分は何て無能な人間なんだ」と感じる必要はありません。たまにパニくっても、普段の仕事をこなしていれば、周りから評価はされていることが多いです。

偏見かもしれませんが、口が上手くて自信満々な人ほど、詰めが甘いのであまり信用できませんw
むしろ不安になる人のほうが、仕事を細かいところまでちゃんとやるし、信用できると思います。

私は仕事で大きなストレスがかかると、涙が止まらなくなる現象が起こります。職場の人をびっくりさせたり、泣くと疲れて仕事のパフォーマンスも落ちるので、どうにかする方法はないかなと思って、この記事を書きました。

「自分の不安になる性格は良いこともたくさんあるけど、たまに暴走するからトレーニングして手なずけよう」と考えるようにしています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

本記事は、やる気が上がる8つのスイッチを参考にして書きました。
それぞれのタイプにあったモチベーションを上げる方法が分かりやすく書いてあります。薄い本なのでサクッと読めますが内容はめっちゃ濃いです。

気になる方はこちらからどうぞ。

やる気が上がる8つのスイッチ