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大事なことに使う時間を増やそう。仕事でのイライラを対処する方法3つ

仕事でイライラすること、よくありますよね。
例えば、期限がタイトな仕事を急に振られた、同僚のミスを自分がカバーしないといけない、クライアントの要求が曖昧で何をしていいか分からない、普段の業務時間外にミーティングを設定されたなど、イライラする場面はたくさんあると思います。

イライラにとらわれて、仕事に集中できなかったり、やる気がなくなったしまった経験はありませんか。イライラした出来事が頭の中で繰り返されて夜ぐっすり眠れない、という方もいるかもしれません。

イライラした時に、気持ちを切り替えるのは難しいですよね。何も対策をしないでやり過ごそうとすると、逆にイライラの感情を長引かせてしまうと思います。

イライラの感情をコントロールする方法を身につければ、仕事をぱっと終わらせて、将来のための勉強や自分の好きなことにもっと時間が使えるようになると思います。
人生は短いので、イライラにとらわれる時間をなるべく少なくしていきたいですね。

本記事では、広告業界というブラックな業界で働いてきた経験と、本や動画などで得た知識を元に、イライラした時の対処法をまとめました。

仕事でのイライラを対処する方法3つ

1. 情報収集する
2. 気持ちを書き出す
3. 散歩する

1. 情報収集する

この作業は、イライラした感情を対処する方法ではなく、イライラしたきっかけを「本当はイライラするほどのことでもなかったんじゃないか」ということを確かめることです。
ある程度冷静でないと、この作業をするのは難しいと思います。

しかし、4つの対処法のうち、イライラの解消には最も効果があると思います。

イライラして、人に怒りをぶつけてしまいそうな時に、この後ご紹介する「2. 気持ちを書き出す」、「3. 散歩をする」から試すのが良いと思います。

大抵イライラのきっかけは小さなことで、それを頭の中で考えているうちにイライラが大きくなっていきます。
「この人は、自分が楽しようと思って私に仕事を振ってきたんだ!まじムカつく!」と相手の考えや状況を勝手に想像して、自分の中でイライラを増やしてしまうことがあると思います。

イライラは、こういう状況で起こることが多いです。
・相手の発言の意図が理解できない
・相手の発言の意図は理解できるけど、自分の考えとは異なるので理解したくない

相手の発言の意図を確認する、自分の考えと本当に違うのかを確認するために、情報収集をします。

ただ、明らかに相手に悪意がある場合は、相手と距離を取りつつ情報収集をしましょう。そして、信頼できる人に相談するのがいいと思います。

具体的な情報収集の方法を2つ説明します。

イライラさせてくる人に電話をする

イライラは、メールやメッセージなどのテキストを読んで起こることが9割以上だと思います。メールでは相手の状況が分かりにくいので、すれ違いが起きやすいです。

そこで、思い切ってイライラさせてくる人に電話をかけます。
イライラさせてくる人に電話をかけるのは気が重いと思いますが、すれ違いをそのままにしておくと自分の中でどんどんイライラが成長してしまいます。

仕事のメールで、イライラした時を想像してみてください。

メールを開いた瞬間「うわ~変な依頼来た。面倒くさい。なんでこんなことお願いしてくるんだ・・」とイラっとしますよね。

何もしないでそのまま仕事をした場合

「面倒くさいけど、仕事だからやらないとな・・でもやりたくないな・・ムカつく・・」
→無限イライラにハマります。

渋々電話した場合

「すごく嫌だけど、とりあえず依頼内容を詳しく聞いてみるか・・」と電話する。
→3パターンの状況が想定されます。

最高:直接話すことで、依頼主の疑問が解決され、この仕事をやる必要がなくなることがあります。
良い:仕事を引き受ける場合でも、電話で相手の状況を理解できると「仕方ないからやってあげるか」と、モチベーションが少し上がります。
最悪:話が通じない時もあります。

話が通じなかった相手に連絡するときは、次からは電話ではなく、別の方法を取ったほうが良いと思います。話が上手な人にお願いして、一緒にミーティングに入ってもらうなど。
私の経験ですが、90%は最高または良いのパターンになります。

電話は話した内容がテキストに残らず効率が悪いから、仕事はメールで済ませたいと考えている方もいると思います。
その考えも良く分かります。

でも、すれ違いを解消するための手段として電話を使うと、メールでやりとりを続けるよりも効率良く仕事こともあります。状況によって使い分けると良いです。

コミュニケーション能力が高い人に相談をする

イライラすると思い込みが激しくなって、相手の気持ちが分からなくなります。

そういう時はコミュニケーションの上手な人に、「このメールのこの文章はどういう意味ですか?」「あの人の発言ってどういう意味ですかね?」と聞いてみます。
すると、気にするほどのことでもなかったり、客観的な意見がもらえます。

相談するときに、気を付けたほうが良いことがあります。相談する相手は慎重に選びましょう。

コミュニケーションが下手な人に相談すると、混乱します。

かつて自分の上司はコミュニケーションがあまり得意ではありませんでした。
その人にクライアントとのやりとりの相談をしたら、余計訳が分からなくなりました・・

上司だからといって何でも相談するのではなく、コミュニケーションが得意な人に相談しましょう。時間の無駄になってしまいます。

イライラした時自分で何とかしないといけないと思いがちですが、人に相談することで新たな視点で考えることができます。
相談するのが苦手な人もいるかもしれません。気分転換にとりあえず話してみる、相手のアドバイスは聞いてもいいし聞かなくてもいい、と考えると気軽に相談できるようになります。

2. 気持ちを書きだす

ノートに書く

仕事で嫌なことがあったときは、ノートに思っていることを書きます。
ノートに書くと、イライラした気持ちがだんだん静まってきます。そして、自分の感情を理解できるので、スッキリします。

深く考えずに、流れに身を任せて書いてみてください。

ノートを見返すと、書き始めはイライラが爆発していますが、不思議と最終的には解決策を考えたり、前向きな内容になることが多いです。
最近のノートには、このような感じのことが書いてありました。

・その時どんな気持ちだったか
・何がきっかけでイライラするのか
・なんで自分はその出来事でイライラするのか
・本当はどうして欲しかったのか
・どうやって対策をするか
・今すぐできる対策はあるか
・このイライラを自分の成長に繋げられるか

フライングタイガーのノートが、安くて可愛いのでオススメです。

Twitterの鍵付き裏アカウント

ノートに書くのが面倒くさい方や、ノートが人に見られてしまうんじゃないかと心配な方は、Twitterの鍵付きアカウント使うのが良いと思います。
誰もフォローしない、ただひたすらに自分の独り言をつぶやくためのアカウントを作ります。アカウントには初めから鍵を付けておいてください。

ノートを開く手間がないので、いつでもどこでもつぶやけます。
職場でイライラすることがあった時に、デスクでノートを開いて堂々と愚痴を書くのは気が引けると思います。そういうときは、スマホでサッと書けるTwitterの独り言アカウントが便利です。

メモ帳アプリではなくTiwtterを使うメリットは、過去のツイートが遡って見やすいことです。
過去のツイートを見ると、色々なイライラを乗り越えてきていることが分かります。「色んなイライラを乗り越えてきたから、今回のイライラも時間が経てばおさまるだろうな」と冷静に考えられるようになります。

3. 散歩する

自分の部屋やオフィスなど、狭い場所にいるとイライラにとらわれます。散歩に行って、一旦気持ちをリセットしましょう。

天井のない場所に出ると開放的な気持ちになれます。

さらに、通行人を見ると冷静になれます。部屋にいるときは自分のことしか考えられませんが、外に出ると、色んな人の生活があること気付きます。
自分がイライラしていることは、世の中で起きているたくさんの出来事のうちの、たった1つの小さいことだと思えます。

また、デスクで仕事をしていて固まっていた体が、歩くことによって体がほぐれて頭がスッキリしてきます。

近くのコンビニまで歩いて行く

散歩はちょっと面倒くさいと思うかもしれませんが、近くのコンビニまで歩いていくだけで気分が変わります。

コンビニに行くとお菓子やカロリーの高いものを買いたくなってしまいますが、毎日たくさん食べてしまうと体に良くないので、「週一回だけ自分の好きなものを買っていい」などルールを決めると良いと思います。
それ以外の日は、お菓子は買わずにコーヒーだけにする、ナッツや干し芋などの砂糖があまり入っていないものを選ぶ、または買わない、など工夫してみてください。

時間がない時は、スクワット30回

忙しくてコンビニに行く時間もないという時は、少しの運動でも気分をリセットできます。

スクワット30回であれば、着替える必要もなく、その場でできるのでオススメです。
30回くらいやると、息が少し上がって、体が温まります。イライラしていた気持ちから少し離れることができます。

オフィスで働いている場合、スクワットはちょっと恥ずかしいと思うので、代わりのエクササイズを探してみてください。
トイレに行って、手と足の指をグーパーする運動を30回など、こういうエクササイズであればできると思います。少しでも体を動かしたほうが、何もしないでデスクに座っている時よりも、イライラをコントロールできます。

まとめ

イライラした時の対処法4つをご紹介いたしました。
1. 情報収集する
2. 気持ちを書き出す
3. 散歩する

仕事を効率良く終わらせて、将来のための勉強や自分の好きなことに時間を使うために、今回ご紹介したイライラ対処法を是非試してみてください。