外資系企業に就職が決まったけど、トレーニングちゃんとあるのかな?ほったらかしにされてしまうのかな?と不安を感じている方へ
外資系企業への転職を考えていて、どんな働き方をしているのか気になるという方へ
入社後のスケジュールは企業によって異なるかもしれませんが、外資系企業では似ている部分も多いと思います。
私が実際に経験した、外資系テクノロジー企業の入社後4週間のスケジュールをまとめました。
少し長くなってしまいましたが、気になる部分を読んで参考にしていただければと思います。
さらに後半では、入社後いち早く自立して仕事ができるようになるための3のポイントを解説しています。
1.メモを取る
2.分からないことがあっても、そのうち分かるようになると考える
3.実践の機会を増やす
外資系企業入社後4週間のスケジュール公開
Week 1 :ゆるくパーティーして、社内ツールの設定に格闘
Week 2 :本格的にトレーニング開始、パートナー企業とのミーティング勉強になる
Week 3: トレーニング漬けで退屈、アメリカから偉い人来てディナー
Week 4 :給料支払われてない問題、実務を少しずつ始められて楽しい
詳しく説明していきます。
Week 1: ゆるくパーティーして、社内ツールの設定に格闘
・パソコンのセットアップ
まず入社後一番にすることは、パソコンのセットアップです。パソコンで全て仕事が完結するので、ログインできないと何もできません。
個人のメールアドレスに自分のメールアドレスとパスワードが送られてくる予定でしたが、ITチームが送り忘れていたのかメールが届かず初日の午前中は何もすることがありませんでしたw
私の会社のITチームは香港にいるので、直接聞くことができず、日本オフィスの人が香港のITチームにチャットで連絡してくれて解決しました。
・ウェルカムパーティー、誕生日会、ワインパーティー
初日の10時~11時はウェルカムパーティーをしてもらい、健康的なスムージーとビーガン系のクッキーやブラウニーなどを食べて自己紹介をしました。
同じ日の夕方に、チームメイトの誕生日パーティーと、ワインに詳しい人によるワインパーティーが行われました。
こんなにパーティーばっかりして過ごして良いのだろうかと思いつつ、楽しい初日を過ごしましたw
・マネージャーとのミーティング
私のマネージャーはシンガポールにいるので、代わりのベテランの社員がマネージャーの代わりをしてくれていました。
これからの私の今後のスケジュールを聞いて、チームの仕事の内容、私がやってみたい仕事について話しました。
・HRとのミーティング
HRも香港にいるので、Zoomを使ってミーティングをしました。初日から英語でミーティングをすると思ってなかったので少し焦りましたが、HRの人は優しく分かりやすく説明してくれました。
福利厚生や働く上でのルールなどについて英語で聞きました。
・メールの指示に従って社内ツールの設定
これは私の企業だけなのかどうかは分かりませんが、基本的に指示は、メールかコンフルエンス(という社内ウィキペディア的なもの)に書いてあります。
そこに書いてある英語の説明を読んで、名刺の作成、メールの署名、Slack、自社のシステム設定など自分で進めていきます。
分からないことがあれば日本のオフィスのメンバーに聞くことができますが、みんな忙しそうなのであまり時間を取ってしまうのは申し訳ないと感じてしまいます。
私は設定周りは割と得意なほうですが、それでも分からないことが多かったので、パソコンやアプリなどの設定が苦手な人はこの作業は結構しんどいと思いました。
Week 2:本格的にトレーニング開始、パートナー企業とのミーティング勉強になる
・自社システムのオンライントレーニング
私の役職は営業なので、お客さんに自社のシステム説明するために、理解する必要があります。業界の知識や、自社システムの使い方を学べる30時間くらいのオンラインの授業を始めました。
途中でテストがあるのでテストに受からないと終了できません。長い道のりのスタートです。
・チームメンバーによる1対1のトレーニングセッション
オンライントレーニングに加えて、チームメンバーによるトレーニングも受けることができました。全部で20回くらいありました。
各セッションお題が決められていて、そのお題に最適なメンバーが振り分けられて、そのメンバーから直接トレーニングを受けることができました。
オンライントレーニングはアメリカで作られていたので、あまり参考にならない部分もありましたが、このトレーニングでは現場でのリアルなアドバイスが聞けてとても参考になりました。
・パートナー企業とのミーティングに参加
2週目くらいから、社外ミーティングに参加できる機会も増えてきました。
英語で専門的な内容を話すので、はじめは理解するのに苦労しました。しかし、現場の雰囲気を知るのには、とても良い機会でした。
取引先の人がアイパッドのメモ画面を投影して、図を書きながらプレゼンをした時は、さすがテクノロジー企業?だと思って感動しました。
・飲み会の幹事を任される(レアケースだと思う。)
多分他の会社ではあまりないと思いますが、入社して2週目でシンガポールから偉い人が来て、なぜか私が飲み会の幹事をやることになりました。
シンガポールの偉い人のことも良く知らなかったのですが、みんな楽しんでくれたし、私も楽しかったのでまあ良かったです。
Week 3 トレーニング漬けで退屈、アメリカから偉い人来てディナー
・オンライントレーニングと、チームメンバーによるトレーニングセッション
3週目も引き続きトレーニングを進めていきました。
オンライントレーニングは飽きるので、自分のデスク以外のフリースペース、会議室、ビルの屋上など色々な場所でやってみました。
フリースペースで作業していると、色んな人が質問ある?的な感じで話しかけてくれるので、コミュニケーション取りたいときは結構オススメです。
・社内のトレーニングミーティングに参加
新入社員用以外にも、社内向けに定期的にトレーニングのミーティングがあります。
ミーティングが終わった後の移動時間で、参加していたメンバーが感想や疑問を言うので、それを聞いていると結構勉強になりました。
さらに、自分が分からないことを聞きたい時に、ミーティング後だと仕事の邪魔にならないので話しかけやすいです。
・アメリカからHRの一番偉い人が来てランチとディナー
毎週のように海外のオフィスから偉い人が来て、飲み会をしたりディナーをしていました。コロナになってからはこういうイベントはなくなってしまったので、少し寂しいですね。
Week 4 給料支払われてない問題、実務を少しずつ始められて楽しい
・シンガポールのマネージャーにやっと対面で会う
シンガポールのマネージャーとは4週目にして初めて会えました。面接してくれた人なので、実際に会えるとテンション上がりました。
・給料が聞いていた日に支払われてなくて、マネージャーに文句を言う
4週目で事件が起きます。当月支払いだと書類には書いてあったのに給料が支払われてないことに気が付きました。
ファイナンスチームに給料支払われてないとメッセージしたら、月の途中に入った人には翌月支払いになると言われました。
しかし、貯金のないギリギリの生活をしていたので、なんとかしないといけませんでした。(みなさんはもしもに備えて貯金しましょう。)
「書類に書いてあったことと違う!」とマネージャーに文句を言ったら、速攻で給料が振り込まれました。マネージャーの権力を実感する出来事となりました。
・実務のサポートを始める
やっと実務に関わるチャンスがやってきました。QBRというクオーターに1度のクライアント向けの報告資料を作るサポートをすることになりました。
キックオフミーティングでそれぞれの役割が伝えられて、私はデータを更新する作業を担当しました。データの更新方法が分からなかったので、メンバーに質問して教えてもらいながら作業しました。
この3週間トレーニングしかやってなかったので、実務を任せてもらえたのが嬉しかったことを覚えています。
以上が私が実際に経験した入社4週間のスケジュールです。
テクノロジーの会社なので、トレーニングはかなり手厚かったです。
部署が日本に全てないので、HR、IT、ファイナンスとのやり取りが面倒くさいことがあります。これは規模の小さい外資系あるあるだと思います。
入社後4週間で、改善したほうが良かったこと、やってよかったことを3つのポイントにまとめました。
入社後いち早く自立して、仕事ができるようになるための3のポイント
1.メモを取る
私は聞いたことはすぐに忘れてしまうので、ミーティングやトレーニングでは、エバーノートにひたすらメモを取っていました。意味が分からなくても聞こえたことをメモっていました。
トレーニングの時はあまり意味を理解していないで取ったメモも、実務を始めた後、その内容が役に立ちました。
紙のメモではなくて、検索できるようにエバーノートなどに書いて置くことが個人的にはオススメです。
さらに、ミーティングのメモはチームメンバーに共有してあげると喜ばれます。
2.分からないことがあっても、そのうち分かるようになると考える
転職をすると、今まで知らなかったことをたくさん覚えないといけないと思います。特にテクノロジーの企業の場合は、技術的な知識も必要になるので、最初は意味の分からないことばかりだと思います。
全部理解しようと思うとストレスが溜まったり、なんで自分はできないんだと落ち込んでしまうので、「今は分からないけど、仕事をやっていくうちにそのうち分かるようになる」というマインドが重要です。
私は完璧主義的な考えがあるので、トレーニングの時に「早く理解して自立しないと」と、焦ってストレスを感じていました。
振り返って考えると、トレーニングでは理解できなかったことも、経験してみて分かるようになったことがたくさんありました。無駄に焦っていたなと思います。
3.実践の機会を増やす
実務で仕事を覚えるほうが早いです。私は2ヵ月ぐらいトレーニングしていたので、ちょっと長すぎたと思います。
参加できそうなミーティングには、参加してもいいですか?と聞いたり、クライアントとのメールのCCに入れてもらったり、実務に関わる頻度をなるべく増やせるようにしていくと、仕事を早く覚えられると思います。
まとめ
外資系企業に入社後4週間のスケジュール公開
Week 1 :ゆるくパーティーして、社内ツールの設定に格闘
Week 2 :本格的にトレーニング開始、パートナー企業とのミーティング勉強になる
Week 3: トレーニング漬けで退屈、アメリカから偉い人来てディナー
Week 4 :給料支払われてない問題、実務を少しずつ始められて楽しい
入社後いち早く自立して、仕事ができるようになるための3のポイント
1.メモを取る
2.分からないことがあっても、そのうち分かるようになると考える
3.実践の機会を増やす
いかかでしたでしょうか。
外資系企業での転職活動、入社後の働き方の参考にしてもらえると嬉しいです。
転職先で英語が必要になり勉強しようと考えている方、是非こちらの記事もご覧ください。